DIYデスク

DIY
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今後の投稿のキーとなる仕事用デスクをDIY


もともと在宅勤務が多かったがコロナの影響によりほぼ100%在宅で仕事している。家では和室が仕事場なのだが、”ちゃぶ台”での仕事の限界を感じ、勢いだけでやったこともないDIYでデスクを作った話。

ちゃぶ台の限界

2020年初夏の話になるがそれまでは仕事用デスクとして120cm幅程度のちゃぶ台を使っていた。
そのちゃぶ台に32″(インチ)のテレビやいくつかのPCアクセサリ、2台のMacBook Pro 13″、PS4などを置き、仕事やらゲームに興じていたのだが、在宅勤務がメインとなったことで仕事のための機器も増えて作業スペースが窮屈になったのと、何より天板が低いちゃぶ台で長時間過ごすことによる腰や膝へのダメージがハンパないことなど、色々問題が出てしまった。
(というのはタテマエで、ホンネは2020年11月の発売が予定されていた新型XBOXに合わせて購入を決めていた50″4Kテレビを設置する場所を確保できないってのが問題だった。。。)

既製品 vs. DIY

ちゃぶ台のリプレースにあたってはデスク&チェアというのはハナっから候補に入れていなかった。そっちの方が仕事には快適だろうし腰にも優しいだろうというのは分かっていたが、和室にデスク&チェアってのはなんかイヤだし、50″テレビも設置したかったので、天板面積が広くかつローテーブル並の脚の高さで、座面位置がやや高い座椅子と組み合わせて運用できるデスクが欲しかった。
その条件のもと、部屋の間取りや希望するサイズ/デザインの既製デスクを探してみたが、そんなワガママ仕様の都合の良いモノがあるわけもなく、いっちょDIYしてみるかとなった。

学習と物欲

DIYに関しては全くのシロート。もちろん簡単な工具類は持っていたが本格的なDIYをするには物足りなすぎる。とは言えナニから手をつけたら良いのかも分からないのでまずはDIYの実用本を買って基礎学習。

Bitly

このての本はホントウに危ない。基礎的な知識は身につくが夢が膨らみすぎて欲しい道具がテンコ盛り。角を丸めるにはこんな機材、装飾するにはこんな機材、あれこれ考えるとキリがないが、所詮ニワカDIYと我に返って必要最低限に絞り込む。予算も青天井ではないし。

デザイン

木材や組み立ての予備知識をザッと本で習得したところでいよいよデスクのデザイン。
流石に初めてのDIYということもあり、今回は王道(?)の2×4木材ベースでの作成で挑むことにした。
最初は紙でレイアウトするというアナログ的なことから始めたのだが、これがメンドくさくてしょーがない。
で、ネットでアレコレ探したところ、岡田金属工業所、ゼット販売株式会社が運用する「MOKURAKU」の「もでりんクラウド」に辿り着く。
コレがかなり優秀。会員登録は必要だが無料で利用できる。超オススメ。
もでりんクラウドでは三面図や立体図を駆使しながらプリセットされている木材やカスタム登録した木材を組み合わせてデザインできる。
パワーポイントで四角だとか円形の図形を組み合わせてシコシコ絵を作った人なら分かると思うが、それの3D版のようなもの。

もでりんで実際にデザインしてみた


最初のうちは思い通りにいかずイラっとするが、コツを掴んでくるとスイスイと、しかもミリ単位で正確なデザインができ、着色して簡単に最終形をイメージできるので本当に愉快。ココにアレを配置するからココをミリ増やすかーとか。
ちなみにMac Book Pro 13″ Early 2015(メモリ16G)でデザインしていたのだが、CPUブン回りでファンがフル回転状態であった。Chromeだとちょいちょい問題が出たのでFirefoxで使用していたが今は改善されているかも。
最終的にデザイン完了したところで木取り図なるものを出力できるのでどの木材が何本必要か簡単に分かるし、ホームセンターの木材カットサービスを利用するならば、購入した木材とプリントアウトした木取り図を渡せばその通りに正確にカットしてくれる。

もでりんから出力した木取り図


私は電動丸ノコの購入を我慢&ノコギリの腕前に全く自信がなかったのでホームセンターのカットサービスを利用したのだが、デザインもカットも正確なため組み立て時に”ナナメってる”だとか”寸足らず”みたいなことが全くなくてよかった。

組み立て

なんだかんだで材料費(木材、ネジ、塗料など)で18K、工具消耗品で40K、合計60K円くらいの出費。コロナで木材価格とかイロイロ高騰していたとかあったにしても60Kあればちゃんとした・・・ま、深く考えないことに。
で結論から言うと組み立ては塗料の乾燥とかも込みで3日程度で完了。塗装後の色味が若干予想していたものと違ったが大きなトラブルもなく初めてにしては我ながらうまく出来たと思う。予定通りのサイズだし設置したかったモノがキッチリ収まるし(当然だが)。
この頃はブログをやるとも思ってもいなかったので写真などほとんど撮っていない。なので細かい工程を紹介できないのが残念だが、ホームセンターやらアマゾンやらで買い込んだ木材や各種パーツ、いくつか撮っていたものを紹介。

三種の神器

木材カットはホームセンターなどのカットサービスを利用するとした場合、個人的にマストだと思われる道具は次の通り。

  • インパクトドライバー
    単なるネジ締めなら通常のドライバーでも構わないが、2×4だとか厚い木材のネジ締めにはインパクトドライバーは必須。力任せでもなんとかなるかもしれないが、コレがあるとないとでは作業効率、疲労具合で天と地の差が出る。カナヅチのような仕組みでネジを叩き込みながら締めてくれる。
    ガッガッ、ガーーーーーーーー、ガキ、ガキ、ガキとか相当やかましいので使う場所と時間を選ぶ。
    なおインパクトドライバーで締め終わったばかりのネジは半端なく熱い。ツライチで入ったかなーなんて指で触ろうものならヤケドする(ネジ穴の跡が指の腹につく)ので注意。

    私はBOSCHの18Vシリーズでコードレス工具を揃えている。
Amazon.co.jp
  • 定規 (差し金, 2×4定規)
    90°で正確な線を引くケースは当たり前のようにある。差し金は購入一択。
    さらに2×4定規。2×4木材での作成なら非常に便利でおすすめ。ネジ、ダボ位置決めなど何度も使った。
    差し金は作るもののサイズに合わせて適当なサイズのものを買えば良いと思うが今回はそこそこ大きめのオブジェクト作成だったので50cmのものを買った。そこそこのお値段だが使用感はよかった。
Bitly
Bitly
  • クランプ
    なくてもなんとかなるかもだがあると大違い。木材をボンドで仮止めしつつネジ締めするときに鬼重宝。多分シロートはクランプがないとネジ締め時に木材がズレる。
Bitly

三種の神器があれば特殊な加工など施さない限りはなんとかなると思う。実際なった。
今回は比較的表面積の多いオブジェクトの作成だったので、サンドペーパーで磨く作業量を想像しただけでも嫌だったのでサンダーなるモノを買ってみたがめちゃくちゃラクでよかった。
コレも音は決して小さくないので使う場所と時間を選ぶが。

Bitly

最後に

DIYはとても面白い。常に次は何を作ろうか考えている。愛犬のために犬小屋作成を家族に提案したのだが秒で却下。まぁ室内犬だし。
今は目的もないがコードレス丸ノコが欲しくて仕方ない。天から降ってこないだろうか。
いずれにしてもこのデスクの完成を起点にテレビや細々としたガジェットの購入が加速し沼にハマってのだが、またの機会に。

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