エルゴトロン HX デスクモニターアーム + LG 49NANO86

PC
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デスクスペースを最適化するモニターアーム


そこそこの大きさのテレビをPCモニターとして使おうとすると、デスクスペースの問題や画面の高さが大きな問題になってくる。そこで解決策となるのがモニターアーム。

PCモニタ vs. テレビ

以前の投稿でも触れたのだが、新型XBOXやエンタメコンテンツを楽しむため、また仕事用とプライベートMac Book Proの外部モニターとして、次の要件を満たすモノを探していた。

  • 50″(インチ前後) – 老眼なので小さいモニタじゃ字が読めるか自信がない
  • TVチューナー、録画機能不要 – テレビは観ないしそもそもアンテナがない
  • HDMI2.1(4K120Hz)対応 – XBOX Series Xのため
  • 光デジタル出力 – 外部アンプにつなげるため

2020年7月頃にこの要件を満たすPCモニター/テレビを物色していたのだが、PCモニターは大きくても43″(インチ)程度で、Display Portじゃなきゃ高リフレッシュレートはダメだとか(そんな端子はXBOXとMacにはどーでもよい)、光ケーブルがついているものなんてあるわけもなく、結局テレビしかなかった。
テレビは国産/海外メーカーひと通り調べたが、お値段的にもLGのCXかNANOシリーズくらいしかなかった。
年越えれば日本メーカーも色々出してくるとは言われてたが、もう日本メーカーにこだわる時代でもないし、待てる性格でもないのでLG一択となった。

LG OLED48CX vs. 49NANO86

OLED48CX49NANO86はエラく悩んだ。有機かIPSパネルか。
有機パネルは画質が素晴らしい。老眼でもわかる。だがどうしても気になるのは有機パネルがゆえの焼き付き。
今時の有機パネルは焼き付きの心配はほぼないようだが、それでも平日は朝から晩までMacつなげて仕事するわけで、焼き付きの心配しながら使うのも精神上よろしくない。
またCXは背面の壁掛けブラケットの穴位置が300×200とか少々変化球的な仕様なので標準的なVESA200x200でマウントできない。
300×200->200×200の変換プレートもうまいこと見つけられなかったし、あってもテレビが前方にセリ出てくるようなら意味ないし。
ということでVESA200x200で焼き付きの心配もないだろう49NANO86に決定。CXとの差額でモニターアームも買えるってのもリーズナブルだったし。

LG 49NANO86

NANO86を購入してから9ヶ月くらい経つがすこぶる調子いい。
テレビのサポートメニューからこれまでの電源投入時間を確認できるがこの投稿を書いている時点で3821時間。ほぼ100%在宅勤務とはいえ1日あたり14時間も使っている(正しいか?この数値)。
11月にXBOX Series Xも発売になり4K60/120Hzのゲームも楽しんでいるが、マニアな目を持っていない自分には十分綺麗。非常に満足。
地上波は観ていないので地上波の画質や録画クオリティは全く不明。
NANO86にはHDMI2.0, 2.1がそれぞれ2つあるが、HDMI2.0に2台のMac(HDMIセレクタ経由)とChromecast with Google TVを、HDMI2.1にはXBOX Series XとPS4(こいつは2.0でも良いのだが)を接続している。
テレビのアプリでもNetflixなど視聴できるがChromecast with Google TVの快適さには敵わないので動画モノはGoogle TVをメインに使っている。
テレビの隠し機能的なものだが、リモコンの緑ボタンを連打しまくるとFreeSync情報がポップアップしてきて、今のコンテンツをどのような状態(リフレッシュレートや解像度など)で表示しているかを確認できる。
XBOX Series Xだときちんと4K120Hzで動作していてVRRが効いているのを確認できてご満悦。
NANO86は当時110Kくらいだったがお値段もだいぶこなれてきた模様。

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PCモニターとしては最初デカすぎたかと思ったが、すっかり慣れて今はこれより小さいサイズでは無理な体になった。
超久しぶりにMacbook Proの13″画面で仕事しなければならないことがあったが小さくて肩凝った。

デスク

仕事用デスクはモニターアームとNANO86の設置、対荷重を想定しながらDIYした
天板は天然杉ムク24mm厚をチョイスしたので耐荷重は大丈夫かな思ったが、心配性なので(ってか対荷重の計算方法など知る由もなく)、さらに1×12材(19mm厚)を重ねたのでハンパない重量のデスクとなった。

DIYの投稿で紹介した「もでりん」でデザイン。赤いのが1×12材

そのおかげかモニターアーム(約7Kg)とNANO86(約14Kg)の合計21Kgを設置してもビクともしない。

HXデスクモニターアーム

モニタアームはエルゴトロンのHXデスクモニターアーム。アルミニウム色を購入したが、これがメカニカルで何かの生き物の如くカッコ良くて仕方ない。普段はテレビの後ろに隠れてて全く見えないのが残念。

部屋はアレだがアームだけはカッコいい

エルゴトロンはアーム界隈では定番メーカー。ハズすことは少ないと思う。10年保証とかよほどのクオリティなのだろう。
ラインナップはイロイロとあるのだが、NANO86の重量に対して余裕のキャパがあるアームが欲しかったのでHXに。その分お値段もグイッと上がってしまうのが痛いとこ。
当時は34Kくらいだったが2021年5月時点で26K円くらい。ずいぶん安くなったもんだ。

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記憶では購入当時はサポートされるモニタサイズは42とか43″までで、49″のNANO86で使って問題ないかエライ時間かけてサイズ計算などしたのだが、今は正式に49″までと謳っている。
アマゾンの製品レビューにこんなのがあるのだが。。。

49インチテレビで使用

49インチテレビ(LG 49NANO86)をPCモニタとしても使いたかったため本製品を購入。
アームはテーブル天板に鉄板かましてクランプで設置。テレビはテーブル奥から15cm位のところでテレビ底面を数ミリ浮かし少しお辞儀させた状態で使用。時間経過でズレることもなく期待通りで完璧。
テレビの移動もスムーズ。モニタ回転機能は不使用(組み立て時に回転ロック可能)、というか49インチ&縦配置非想定のテレビなのでそもそも無理。
テレビはVESA200*200規格で重さは14kg程度。テーブル天板から最大15cmくらい浮かせられます

アマゾン, HXデスクモニターアーム製品ページ、レビュー、https://amzn.to/3uJ86QX

実はこのレビュー、当時Blogをやっていなかった私が書いたもの。いつの間にかトップレビューになってて驚いた 笑。
自分で書いたレビューを引用の形で掲載するのもアレだがコピペはマズいかもなので念のため。
当時は49″はサポート外だったので、情報共有の目的でタイトルも内容もそんな感じで書いてみた。
いずれにしてもレビューに書いた通りで、HXは期待通りの働きをしてくれる。

NANO86をアーム同梱標準キットでマウント。テレビ背面はフラットでしっかり装着可能。
某メーカーのテレビのように隠れてしまう端子もない。

重さ分散のためにアームと天板の間に補強プレートも念のため挟んだ。サイズ的にもピッタリ。

Bitly
普段は最奥で使用しているが前にグイッと伸ばしたところ。
この状態でも14Kgのテレビは安定して浮いている。恐るべしHX。

設置自体は非常に簡単で一人で出来なくもないが、50″くらいからは二人で作業した方が何かと無難。最近のテレビは薄いしベゼルが狭いので変なところ持つと液晶割っちゃいそうだし、設置後、う〜アーム位置もう数cm右に寄せたい!とか仕切り直しとかあるし。

まとめ

エルゴトロン HX デスクモニターアーム + LG 49NANO86は最強の組み合わせ。
49″テレビをモニタとして使うにはデカすぎるかもだが、このくらいはアリだと思う。デカさは正義。
テレビのポジションをグッと下げることができるので、見上げるような形で仕事することがなくなり、首・肩への負担も少ない。
テレビをデスク奥に設置できることで、限られたデスクスペースをより広く使うことができる。
一旦場所が決まってしまえばあまり動かすことはないが、裏側のケーブルだとかにアクセスしたい時はヒョイと上に持ち上げたりもできるし。
アームでのテレビ設置は地震などにも強いようなので、今回の目的以外でも事故・防災対策として良いのではないだろうか。

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